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ユースピアノ部門は737人に2021年2月9日

第1次予選は3人の作曲家のソナタに浸って


皆さん、こんにちは。
「三寒四温」という言葉が相応しい季節となりました。先日、春一番?が関東に吹きましたが、まだまだ暖かさを実感するまでには至っておらず、寒い日がぶり返すこともしばしば。
こんな時に比較的体調を崩しやすいものです。
新型コロナウイルスでは、やはりと言うべきか、緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。指標を下回った地域は解除の対象となる様ですが、神奈川県を含む首都圏は最後まで宣言下の対応となるでしょうね。それでも明らかに減少傾向になっています。再度の延長はないことを信じて、変わらぬ感染症対策を施しながら「かなコン」再開の時を待つこととします。

2月5日にユースピアノ部門を締め切りました。今回は737人の人に申し込みいただきました。700人台になるのは34回大会以来です。このコロナ禍の中で、しかも緊急事態宣言が発令されたにもかかわらず、これだけ多くの人に申し込みいただけるなんて正直思っていませんでした。感激すると共にだからこそしっかり運営しなければと気持ちが一層引き締まります。

第1次予選の10会場のうち、締め切りまでの間に6会場が定員に達しました。第1希望の会場で参加できない人が一部いらっしゃると思います。1月26日にA3の二宮町ラディアン、B3の栄区民文化センター「リリス」、C2の神奈川区民文化センター「かなっくホール」が同時に定員となり、その影響で2月に入ってB2の港南区民文化センター「ひまわりの郷」、C1の青葉公会堂(午後14時30分開演予定)、B1の泉区民文化センター「テアトルフォンテ」が次々と定員に達しました。どうしても人気の会場や週末に集中してしまうのは仕方がないのかもしれません。今年開催するピアノ部門やフルート部門でも土日の連日開催となる為、後半の日曜日を選ぶ人が多い傾向となっています。次回は土日祝の日数を増やすなどして分散できる様な措置を検討します。

今回は中学・高校生の参加者数が前回・前々回を上回り、特に高校生は第31回大会以降では最多となっています。高校生が多い年はコンクールのレベルが上がる傾向なので楽しみな反面、中高生は厳しい予選になりそうです。この2部併せて15人を超える会場が8会場になっていて、どっぷりベートーヴェン・ハイドン・モーツァルト「ソナタ大会」になりそうです。ただ、前回と比べてベートーヴェンを選ぶ人の比率が減った(66%→56%)一方でモーツァルトが増えて(16%→25%)います。ハイドンはほとんど変わっていません(18%→19%)。

ベートーヴェンのソナタは先日、「ベートーヴェン国際ピアノコンクール」の本選を感染症対策の現場見学と「かなコン」参加者の応援を目的に拝聴しましたが、重厚な曲が多くさすがに20人以上聴くと結構ヘビーですね。
そういえば私がお気に入りの番組・大谷康子さんの「音楽交差点」でイリーナ・メジューエワさんが「ベートーヴェンは聴く人のことを考えて曲を創っていない。聴覚に支障があったので弾きにくくて孤独感を感じる曲に仕上がっている」と指摘していました。うーん、一流のピアニストらしい深い考察ですね。
また、モーツァルトについては「音符が少なくシンプルな分、奥が深くて難しい」とも言及していました。そのコメントを聞いて、昔、旧シニアピアノ部門の入賞者に会った時のことを思い出しました。入賞した次の大会に参加しなかった理由を聞くと「だって第2次予選にモーツァルトがあるから」との答え。一流の音大生でもモーツァルトは難敵なんですかね?

今回はコロナ対策のこともあるのでなかなか難しいのですが、本音は小学生の皆さんに中高生の人たちの「ソナタ」を聴いて欲しいのです。メジューエワさんの言った意味も含めて皆さんがそれぞれの作曲家の曲を聴いてどう感じるか。とても良いお手本が同じ会場の中にありますよ。(tsuka)