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3部門の第2次予選が終了2021年5月18日

23日のヴァイオリン本選も、ここ音楽堂で


皆さん、こんにちは。
5月2日に他部門に先駆けて本選を行ったユースピアノ以外の3部門で、第2次予選を2週間にわたって実施しました。
日本中のあちこちで「緊急事態宣言」が発令される中、とにかく1回1回が無事に実施されていくことを考えて日々を過ごしています。1つが終わると「あと●回」とカレンダーを見ながらカウントダウンしています。16日のフルート部門第2次予選を終えたのでいよいよ残り3部門の本選を残すのみとなりました。あと3つ! 

3部門の本選進出者が決まりましたので第2次予選を総括したいと思います。
ヴァイオリン部門は61人→31人と半数になりました。内訳は幼児5→4、低学年10→5、中学年12→6、高学年5→3、中学生7→4、高校生10→5、一般12→4。幼児は本選ではご褒美的なこともあって別枠として、小学校中学年、中学生、高校生の評価が高かったです。中学生の課題になっている「ローデのカプリース」は例年、審査員から「よく弾けている」と評価されるのですが、本選では長い曲を弾く機会があまりないのか、協奏曲に手こずる人が多くなってしまいます。今年は評判の高かった人が大勢参加した中学生の部ですが第1次予選は結構厳しい評価だったので、本当に弾ける人だけが第2次予選に進んだ結果となりました。その実力者の中からさらに選ばれた4人ですので、今度こそはと期待をしています。
逆に過去最多37人がエントリーした一般の部ですが、第2次予選の課題として定着した「バッハの無伴奏」と「パガニーニのカプリース」が鬼門で、今回も1/3に絞られました。この部はコンチェルトの最有力候補になる人なので審査員も高校生までの人より一層厳しく聴いています。本選では唯一自由なプログラムで臨めるので、持てる力を余すことなく発揮して7人全員の審査員を納得させてください。

9日のピアノ部門は20人→5人と進出率は25%となりました。全体的に審査評価は第1次予選に比べると低調でしたが、毎回このような傾向です。大学生以上になると自由曲で弾く方が実力を発揮できる人が多いのかと思います。ただ第2次予選の課題はこれまで積み上げてきたことの総仕上げとして、基本がしっかりできているかを諮るステージです。苦手な課題が課せられているとはいえ、「かなコン」では避けて通ることができないのです。本選で1時間近いプログラムを弾きたい、トップコンサートでプロオケをバックにコンチェルトを弾きたいのであればもう一度基本を磨くことを怠らないでください。
なお、ピアノ部門本選はユースピアノ部門に参加された人たちには大変勉強になるので聴いて欲しいと個人的に思っています。
全員聴くと6時間を超えるので大変ですが、6月上旬に発表するプログラムで誰が何を弾くのか分かりますので興味のある曲を弾く人や全体の構成に惹かれる人に絞って聴かれたらどうでしょうか。無料でユースのように大勢来場される訳ではないので、事前や当日申告
していただけたら入場できます。音楽の勉強を続けたいのではあればとても身近に参考となる機会がありますよ。

16日のフルート部門は35人→17人となりました。内訳は中学生4→3(進出率75%
)、高校生10→5(同50%)、一般21→9(同43%)。今回も中学生は高評価でした。中学生は遠方から参加されている人も多く、神奈川に来るだけで大変だと思います。参加人数が11人と“少数精鋭”で、このまま伸びてくれることを期待しています。高校生と一般はそれぞれ数名の人が抜きん出て良かったのですが、ギリギリで本選進出が決まった人もいました。特に一般の部は本当に僅かな差で当落が決まった結果となりました。
フルート部門はコンクールの機会が限られているので、東京をはじめ他県から参加されている人が大勢います。神奈川県に緊急事態宣言が発令されなくても、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発令されている県で「県境を跨いでの移動を自粛」と喚起されていれば参加しづらい雰囲気になってしまいます。現にそのような地域から参加予定だった人が「神奈川に行ったら10日登校できなくなるので」と欠場されたケースもあります。
1日も早くコロナが収束して、今後このような事例が起こらないことを願っています。(tsuka)