音楽の灯を絶やさないために2021年8月17日
ギリギリセーフで開催できたイギリス館サマーコンサート
皆さん、こんにちは。
連日、過去最多を記録している新型コロナウイルスの状況に加え、長期的な大雨が日本を襲っています。
神奈川県は大雨を記録しましたが、人が亡くなる様な甚大な被害に至っていません。長野県や長崎県などで6人が命を落とし、広島県や熊本県では行方不明になっている人も出ています。
来月行う「交流の響き」では、この数年出演者が来られる地域で悲惨な自然災害が発生していることが続いています。そのような体験を聞く度に、大変な経験をしても音楽を続けている人たちへの尊敬の念を抱かずにはいられません。
同じ様に新型コロナウイルスについて連日の発表も私たちの日常生活を脅かしています。病床の逼迫に加え、デパートなどの施設への入店制限や飲食店への厳しい対応など、先の見えない日々を過ごす中で精神的なダメージも相当なものかと心配になります。
私も綱渡りの状況で何とか今年のコンクールが終わり、緊張から解放されたと同時に喪失感も味わいました。その後は他のコンクールを見学したりコンサートに行ったりして少しずつ空いた穴を埋め始めていますが、最も充足感を味わえるが今回の「かなコン」入賞者をお招きしてのコンサートです。
他の施設主催で既に2度ほど行いましたが、残念なことに9月5日にベーリック・ホールで行う予定だった「リビングコンサート」が観覧者募集前ということもあって、主催者から中止の連絡がありました。私が個人的に大好きな場所ということや、出演者もピアノ部門第1位の岩井亜咲さん、ヴァイオリン部門準大賞の荻原緋奈乃さん、ユースピアノ部門教育委員会教育長賞の下山理子さんと西洋館の雰囲気がぴったりの皆さんということもあって大変残念で仕方がありません。
ただ、コロナが落ちついた暁には必ず実現するつもりです。お三方とも神奈川県外にお住まいなので、この機会に是非横浜の素敵なエリアを堪能いただきたいと思っています。
今週末には2年ぶりにクリスタルコンサートを行います。「このご時世でコンサートなんて」と思われる人もいるでしょうが、ホールと感染症対策についての打ち合わせを行い、コンクールや昨年の「チャレンジコンサート」の経験を踏まえながら、細心の注意を払って実施します。
現在東京をはじめ、全国規模でコンクールやコンサートを開催しています。私も現場に出向いて感じるのは、どこも執るべき対策を執りながらの運営ですので、出演者の皆さんや観客の方々に諸々の行動制限や負荷がかかっているはずです。
これまで通り伸び伸びと音楽催事が行えるのはもう少し先になってしまいますが、今大事なことは、多少の不自由を抱えながらも開催すること、続けて行くことです。それはコンクールやコンサートを行っている主催者たちが信念を持って臨んでいるはずなので、出演者と同様に主催者に対しても応援する気持ちで拝聴させていただきたいと思います。(tsuka)
イギリス館サマーコンサートに出演した(左から)石井来実さん(ピアノ)、清水里彩子さん(ヴァイオリン)、吉村由望さん(フルート)

